⑪ 揚羽屋 島崎藤村ゆかりの一膳めし屋

「プレオープン」

この建物が、飲食&ゲストハウスとしてオープン準備中!

今回はプレオープンで、みなさまに中を見ていただきます。

ランチ:スパイスカレー、フォー

スイーツ:豆花(トウファ)

アルコール:サングリア、生ビール、赤・白ワイン 

値段は350円〜

 

*2階はフリーマーケット/食器、家具、電化製品、衣類、雑貨

HP:agehaya.jp

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揚羽屋(明治20年頃)

島崎藤村が小諸に暮らしていた時に、ひんぱんに通っていた一膳飯屋です。「千曲川スケッチ」には以下のように描かれています。

 

「私は外出した序に時々立寄って焚火にあてて貰う家がある。鹿島神社の横手に、一ぜんめし、御休処、揚羽屋とした看板の出してあるのがそれだ。私が自分の家から、この一ぜんめし屋まで行く間には大分知った顔に逢う。馬場裏の往来に近く、南向の日あたりの好い障子のところに男や女の弟子を相手にして、石菖蒲、万年青などの青い葉に眼を楽ませながら錯々と着物を造える仕立屋が居る。すこし行くと、カステラや羊羹を店頭に並べて売る菓子屋の夫婦が居る。千曲川の方から投網をさげてよく帰って来る髪の長い売卜者が居る。馬場裏を出はずれて、三の門という古い城門のみが残った大手の通へ出ると、紺暖簾を軒先に掛けた染物屋の人達が居る。それを右に見て鹿島神社の方へ行けば、按摩を渡世にする頭を円めた盲人が居る。駒鳥だの瑠璃だのその他小鳥が籠の中で囀っている間から、人の好さそうな顔を出す鳥屋の隠居が居る。その先に一ぜんめしの揚羽屋がある。揚羽屋では豆腐を造るから、服装に関わず働く内儀さんがよく荷を担いで、襦袢の袖で顔の汗を拭き拭き町を売って歩く。……次第に心易くなってみれば、亭主が一ぜんめしの看板を張替えたからと言って、それを書くことなぞまで頼まれたりする。」

島崎藤村が書いた店の看板もお店の中に飾ってあります。